トマト先生の食育コラム:おもにトマトを中心に、毎月いろいろな食材のコラムを連載しています。

Vol.02 美味しいトマトの話

2015年7月

美味しいトマトの話
トマトが最近豊富に出回っていますね。
スーパーにもトマトだけのコーナーも見かけます。
なんと言っても栄養価が高い健康食材なので、たくさん食べたいですね。
赤く完熟したトマトは見た目もおいしそうだし、スーパーでも赤いトマトをつい選んでしまいますね。
トマトのお尻の部分のスターマークも美味しいトマトのしるし!とテレビなどで放送されるとトマトのお尻のスターマークも確認してしまいますね。
ところが・・
トマト農家さんに聞くと スターマークさえあれば必ず甘い*美味しい*とは限らず 中には、はっきりしない味のものもあるらしいですよ。(そうなんだ)
では どこで見分ければいいのでしょうか?
スターマークで見分けるにはマークが少ないものより、たくさん入っている方が美味しいらしいです。(はっきりと)
他に見分けるところがあるとしたら?
パックされているとなかなか 見ることができないへたの部分。
へたがピンとしていて、へたのまわりがグリーンになっているトマトも実は甘いらしいです。バラで売っている場合はぜひ試してみましょう!
トマト農家さんで ぜんぜん赤くなっていないトマトを丸かじりさせてもらった時、その外見とは想像もつかないくらい甘くてびっくりした経験があります。
まだ赤くないうちにトマトが市場に出て流通の間にだんだん赤くなるのです。
お嫁入りみたいですね。
赤くなってからは完熟もどんどん進むので痛みも早くなります。
完熟したトマトを買ってすぐに食べない場合は冷蔵庫へ。
赤くなっていないトマトはキッチンの冷暗所で赤くなるまで待ちましょう。
私もトマト農家さんから あまり赤くなっていないトマトをたくさんもらいました。かごに入れてキッチンに置いていたら日ごとに赤くなり、トマトがより愛おしくなりました。(写真を載せました!)
美味しい!は分かち合いたいのでおすそ分けして
「ほらほら美味しいでしょう。このトマト!」と言っているうちに
せっかくいただいたトマトがどんどん減っていくのですが、美味しいを分かちあうことも食では大切なことだと思うんですよね。